Vol.61「ラム肉の香草焼き」アフター

昨晩はありがとうございましたー。
今回の企画は
テーマ01「この時期に使える小さなイラストを行き当たりばったりで」
テーマ02「ラム肉の香草焼き」
の2本でお送りいたしましたが、いかがでしたでしょうか。


この番組についてちょっと考えたこと。

今回で61回目を迎えたこの番組。

半年くらい前にFRESH!に導入された広告機能をバックナンバーに入れる設定にしてるんだけど、広告収益はほぼゼロ(そりゃそうだ)。先日観てみたら「3ヶ月で33円!」という素晴らしい数字が算出されて、逆に愛おしくなった(笑)それだったら広告機能を切ってしまおうか、という考えもよぎりつつ、視聴者数やランキング以外で番組評価を測る指標になるので、残すことにした。まぁ、この番組自体が収益を目的とはしていないってことね。それでいいんだけど。

番組を始めた当初に僕が決めたルールは一つ。

ただひたすら同じことを継続していくこと」でね、そのルールに則って番組コンセプトの「時間内に決められたテーマのイラスト云々〜」をずっとやってきている。毎週90分の生放送の枠で、できる限り配信してることについて「よく続けられますね」と言われることは少なくない。

肩書きに入れている「万年筆画家」というのは僕にとって「仕事」であり「作家活動」でもある。で、仕事と作家の違いをどこで区切っているのかというと、仕事は「僕も含めて関わった人達の利益を追求する活動」で、作家は「第三者の評価に左右されない創作活動」とした。少し丸めていうと作家活動は「僕が勝手にやるもの」ということね。

自分で勝手にやるもの」を継続することは難しい。特に「お金のため」とか「健康のため」とか「誰かの幸せのため」といったわかりやすい理由のないものを続けていくのは本当に難しい。でも、だからこそこの活動の継続はそれだけで「作家としての自信」に繋がる。

他の作家さん達はどうなのかな。「売れてる」とか「有名だ」とかは対外的に「作家」であることを名乗る上では都合が良いかもしれないけど、それだけでは自分が作家であるとは自覚できないと思うんだ。「画家とイラストレーターの違い」「写真家とカメラマンの違い」あたりの議論と近いかも。

だから僕が勝手にやっている番組を、楽しみにしてくれる視聴者さん達がいて、沢山のコメントも残してくれているこの状況はね、本当に嬉しいんだ。ありがとうございます。

万年筆画家を名乗り続けるかぎり、これからも続けていこうと思う。これからもよろしくお願いします。


テーマ01「この時期に使える小さなイラストを行き当たりばったりで」

ちょっとしたイラストを描く企画にしよう、という思いつきでやってみましたが、ははは。「使える」という表現は少し遠い仕上がりになってしまいましたね、「使えない」ね。ごめんなさい。

まぁ、それでもたまに紹介してる「誰でも描ける絵」的なお題はこの延長線上で考えてるんですよ。いつも。その工程をお見せできたのはよかったかな。

それにしても誤字、誤表記の多い配信でしたねぇ(笑)AMETHYST→GARNETはまだしも、朱塗の「塗」の誤字については危うく心が折れかけました。どうかお許しください。個人的には洋なしフォルムで描くトナカイは楽しかったな。


テーマ02:ラム肉の香草焼き

後半はラム肉。今回はスロースタートでした。描き始め10分くらい経っても作画方針が決まらず、あまりにペンが進まないので焦っておりました。仕上がってみれば悪くない絵になったと思うんだけどね、本当はもっと衣の部分をパリパリさせたかったし、水筆じゃなくてペンでゴリゴリと描きたかった。ラム肉の色は上手くいったかな。

でもこの描き込み量だったらあと15分は節約できたなぁ。迷ってる時間が一番時間をロスしちゃうんだよね。このあたりはもっと自由になれるよう経験を積まないとな。


心に残ったコメントを引用する

今回も楽しいコメントありがとうございました。今回ピックアップさせていただいたのはこちらの3点ね。

「インクに触れた僕は墜ちてゆく。。。沼に。」 こんばんわ by ささやん

「通」すぎる挨拶(笑)これは『禁忌に触れた僕は墜ちてゆく』という無料絵本のタイトルを文字ってくださいました。嬉し。

ああ、この調理された料理感、ご無沙汰だなぁ…泣けてきた by エリック

一人暮らしがんばれー。僕の番組でよければまた観に来てくださいな。

 常連のボケで元気になるサトゥ先生

たぶん、うっかりさんだよね?このコメント(笑)


まとめ

わりと真面目に書いちゃったな。ふふ、根が真面目であるから仕方ないですね、ふふふ。次回の番組は12月17日。それが年内最後の配信になります。何をやりましょうかねぇ、お楽しみに!

サトウヒロシの万年筆ラクガキ帳

万年筆画家サトウヒロシの「万年筆ラクガキ」にテーマをしぼったサイトです。 作画工程やラクガキ企画、ワークショップのご案内など本テーマに関わる色んな記事を提供します。

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