第19回 世界の万年筆祭@日本橋三越(神戸派計画 Presents)

2018年3月17日に開催されました「第19回 世界の万年筆祭@日本橋三越(神戸派計画 Presents)」のワークショップ「万年筆ラクガキ体験」のイベントレポートです。

このイベント、今年で2年目になりまして、昨年は初めての大舞台に極度の緊張をしていたことを思い出します。いえ、なんせね、全国のメーカーさんやディープな万年筆愛好家さん達がこぞって集まるイベントで、マイクを付けて喋るんですよ。そりゃもう、汗もかくわ、目も泳ぐわで、大変でしたよ、去年は。今年はですね、多少は慣れたってのもありますが、会場内に知り合いが増えたことでだいぶ落ち着いてイベントをこなすことができました。アウェイ感からホーム感に近づいたんでしょうね。イベントを「心から楽しむ」という感覚を初めて味わいました(笑)

さて、イベント内容について。昨年に引き続き、ワークショップは各60分×2コマ(各10名様定員)で行われました。ありがたいことに、募集から数日であっという間に満席となりまして、さすがは日本橋三越さんのイベントです。ありがとうございます。


今回はコンセプトとして新しい試みをしました。テーマは「線」。

僕が作画をする上で一番活用する技法をメインコンセプトに皆さんに挑戦していただきました。普段は立体までやっているところを、時間が60分と短めなのでテーマを絞ったはずが、「線」は「線」でやってみると奥が深くて全然時間が足りない!!!後半はずいぶんと駆け足で進行してしまいました。初めての試みだったからというのもあるけど、やっぱりちょっと盛り込み過ぎちゃいましたね。ごめんなさい。僕もね、もっと皆さんとお話しをしたかったし、絡みたかったし、もう少ししょうもないボケをはさみつつワークショップをしたかった。でも…でもですよ、楽しかったことは間違いありません。本当に。

昨年はあまりに緊張していてお客さんと向き合う気持ちの余裕が無かったんですけど、短いながらも目を見て皆さまと言葉を交わすことができたし、「線」というテーマに絞ったことも、シンプルで悪くないなーって思いました。参加された皆さまがあまりに上手(特に雲の絵は全員お上手でした)だったのでついつい「教え方が良いんだな」と勘違いしてしまいそうになったくらいです(笑)

「線」はこれまでのワークショップのスピンオフみたいな企画として考えましたけど、想像以上に広がりがあって、また「線」以外にももしかしたら展開できるテーマが作れるかも?と可能性を感じています。「面」や「点」、「物」や「食」など、個別テーマでまとめるだけで、今までみえてこなかった技法の面白さが発見できたりするんですよね。実際今回もそんなことがありました。そのあたりについては、翌日の夜にイベントレビューを兼ねて、生配信でワークショップの捕捉番組をやりましたので、ご興味がありましたら是非ご覧くださいませ。


FRESH!「万年筆ラクガキ実況中継!」ワークショップレビュー回の録画動画です。

最後に皆様にお礼を。

久しぶりにお会いできた方、SNSのみでお会いしていた方、今回三越さんのご案内で来て下さった方、今回も沢山の出会いがありました。いつものことではありますが、ワークショップをやってよかったと思います。

また関係者の皆さま、イベントのご協力ありがとうございました。日本橋三越の正井さま、細谷さま。神戸派計画の多田さま、今回ペンをご提供くださったプラチナ万年筆さま、安定感のあるアシスタントをしてくれた花田さま、皆さまとこのイベントを一緒にできて良かったです。また是非機会を作らせていただければと思います。

以上、今回のご報告とさせていただきます!またどこかでお会いしましょー!



<第19回 世界の万年筆祭>

サトウヒロシの万年筆ラクガキ帳

万年筆画家サトウヒロシの「万年筆ラクガキ」にテーマをしぼったサイトです。 作画工程やラクガキ企画、ワークショップのご案内など本テーマに関わる色んな記事を提供します。

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