いろで描く、いろを楽しむ。〜万年筆画家 サトウヒロシ×<TWSBI>〜@ISETAN 新宿店

2018年8月22日〜9月4日に開催されました「いろで描く、いろを楽しむ。〜万年筆画家 サトウヒロシ×<TWSBI>〜@ISETAN新宿店」のイベントレポートです。

初夏よりISETAN新宿店さん、TWSBIの(株)酒井さん、神戸派計画さんとでチクチクと準備を進めてきていたこのイベントが昨日終了しました。TWSBI、グラフィーロ、文具店TAG 京都インク、そして僕の原画。大好きな道具達が美しいレイアウトで展示されるステキ展示会でした。

9月1日、2日はワークショップとデモンストレーショントークショー。

ワークショップのテーマは「十五夜」。新技法「色を抜く」を中心に行いました。初めての技法は参加者のみなさまに受け入れてもらえるかとっても不安でしたけれど、しっかりと楽しんでいただけた模様。よかった。

一点、個人的にショックだったことは…この「色を抜く」という技法はプロの画家(僕)とアマチュア絵描き(参加者さま)の仕上がりにあまり差がでなかったこと…。つまり、自称「絵心がありません」と主張していらっしゃる参加者さまの絵も、プロの絵も同じクオリティになってしまい、ワークショップの終盤で僕の立ち位置が揺らいでしまうことでしょうか(笑)

いやいや、宣言通り「絵心・画力不問」でご参加いただいているので有言実行ともいえるわけですけれど、参加者さんが素晴らしい作品を描かれるのは嬉しいんですけれども、なんかこう、もにょもにょと小さなプライドがくすぐられる不思議な気持ちになりました。

心の奥の方で「ぼ、、、ぼくも上手なんだよ」とつぶやいてみたり。



トークショーはTWSBIを仕入れている(株)酒井さんより「TWSBIの貴公子 今村信也さん」とのトークショー。TWSBIの魅力に迫りました。

分解・組立が簡単にできること、専用ボトルを使うとインク吸入が「楽しく」できることなど、TWSBIはデザイン性だけでなく、難しそうな万年筆のメンテナンスというハードルを解決した素晴らしい製品であることがとてもわかりました。そんな今村さんにも万年筆ラクガキの楽しみを少し体験していただき、楽しいひとときにできたかと思います。

両イベント共に、ご参加いただいた皆様には温かいご対応をいただけまして素晴らしいイベントとなりました。また関係者の皆様と一緒にひとつのイベントを創り上げていく感覚も心地よく、僕個人としても充実した2週間となりました。この場を借りまして、皆様には心から御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。


2018年の秋〜冬にかけて、イベントがまだまだ続きます。手を替え品を替え、新しいことにも挑戦していくつもりですので、お楽しみに!



ISETANイベントページ「いろで描く、いろを楽しむ。~万年筆画家 サトウヒロシ×<TWSBI>~」

サトウヒロシの万年筆ラクガキ帳

万年筆画家サトウヒロシの「万年筆ラクガキ」にテーマをしぼったサイトです。 作画工程やラクガキ企画、ワークショップのご案内など本テーマに関わる色んな記事を提供します。

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