万年筆の魅力に迫るトークショー&ワークショップ@二子玉川 蔦屋家電

2017年8月27日に二子玉川 蔦屋家電にて開催されました「万年筆の魅力に迫るトークショー&ワークショップ」のイベントレポートです。

トークショー、ワークショップ共にお客さま方もとても楽しそうにご参加いただけたこと、関係者の皆さまからは「大盛況」とのご評価をいただけたこと、1日で延べ60名の席数もほぼ満席にすることができたこと、そして僕自身も最初から最後(の打ち上げまで)楽しく過ごせたことを含め、とっても嬉しい1日となりました。

<トークショー>

「趣味の文具箱」清水編集長とのトークショーは予想していた通り、何一つ打ち合わせ通りに進まない、ライブセッションの様な展開になりましたが、ノリの良いお客さま方に恵まれたこともあって、1時間のマニアックな内容だったにもかかわらず沢山の笑いに加え、某有名番組風に「えーっ!?」と惜しまれつつ終わることができました。あれ、気持ちいいですね(笑)

ちゃんとしたトークショーに出演したのは初めてでしたので、極度の緊張の中、自然なお話しができるのか不安だったのです。でもさすが清水編集長、開始早々からわかりやすいツッコミどころをふんだんに盛り込んでいただきまして、おかげで僕の立ち位置もハッキリして「緊張しているどころではない」と開き直ることができたんです(笑)端的いいますと、当初予定していた「進行役」は清水編集長だったんですけど、いつのまにか僕に切り替わったんですね。なんでやねん!と心の中で叫ばずにはいられませんでした(笑)油断すると「趣味の文具箱」の話だけでイベントが進んでしまいかねず(しかも内容がどれも面白く、ネタが豊富)、進行役になってからは色々頑張りました(笑)でもその「何が起こるかわからない緊張感」がトークを盛り上げるスパイスとなったのかもしれませんし、シナリオ通りじゃないからこそ、清水編集長が「次に何を話されるのか」ちゃんと聞いてないといけないっていうリアルな会話ができたんだと思います。とても楽しい時間を過ごすことができました。

僕としては、ワークショップ内では時間の都合上いつも割愛しているエピソードをお話しできてよかったです。絵が描けなくなった時に、万年筆とインクに出会ったことでそれを克服した話とか、2年前に副編集長の井浦さんから「趣味文」の取材を受けた時のエピソード、万年筆専用紙グラフィーロを使うようになったキッカケとかですかね。

あと、トークショーの中で正式発表をさせていただきました。

一つ目は11月に京都の文具店 TAGさんからサトウヒロシオリジナル万年筆インク「弁柄色」を発売いたします!開発中のインクを試し書きしたラクガキをイベント内で公開いたしました。

そしてもう一つ、2018年春にエイ出版社さんから「万年筆ラクガキ」をテーマとした本を出版させていただきます!絵が描きたくても自信がない、描く時間がない、何を描いて良いのかわからない、そんな方に向けて、「万年筆で日々ラクガキを楽しめるライフスタイル提案」ができれば、と考えています。ちょっとした時間に描き味を楽しむ、色を楽しむ、手帳に絵と共に残した生活記録を楽しむ、ラクガキに関わる文具を楽しむ。今まで文字を描くことが目的だった道具が彩りと形のある道具へと変わります。執筆はこれからですが、頑張って書きますね!出版に合わせたイベント企画なんかも水面下で進行中です。お楽しみに!




<ワークショップ>

二子玉川 蔦屋家電の会場はとても広く、また今回は定員が15名と日本橋三越さんの時とはだいぶ違った環境で実施されました。マイクを設置していただいたのですが、シンガーソングライターみたいに横からにゅっと伸びて口元に設置してあるマイクに話しながら描きました。「シンガーソングライターサトウヒロシ」くくく、今思い出しても笑える。

嬉しいことにリピーターさんがとても多かったです。普段FRESH!生配信番組「万年筆ラクガキ実況中継」をご視聴いただいている方、Facebookグループ「万年筆ラクガキ部」の部員の方など、すでに接点を持ってくださっている方の参加率も高くて、日々の活動がとても報われたイベントとなりました。また蔦屋家電の担当者さんからは「みなさん真剣に取り組んでおられました」という言葉をいただけるくらい、今回のイベントはモチベーションの高い参加者に恵まれたことを幸せに思います。

参加者の中には「最近絵を描くことが辛かったので、このイベントでまた楽しく描けるようになれそうです」と言ってくださる方もいらっしゃいました。僕が万年筆に出会えたことで克服できたことを、参加者の方にも体験していただけたのだなぁ、と感慨深いです。そして、イベント後は多くの参加者の方と写真を撮らせていただきました。その後Facebookでお友達になってくださった方、ラクガキ部に入部してくださった方と、リアルに接点を持つことができたからこうしたご縁が生まれたのだと思います。本当に、本当にありがとうございました!楽しかったです!

今後は色々と形を変えながら、このイベントも成長させていきたいと思います。次回は東京を離れて京都にて、TAG文具まつり(11月10日、11日開催 みやこめっせ)にて実施予定です。関西圏の皆さま、お会いできることを楽しみにしてますね!詳細はまた別途ご案内いたします!



<まとめ>

昨年12月に横浜市泉区からはじめたワークショップイベントはコマ数にして13回の回数を重ねたことになります。毎回新しい発見とご縁をいただいており、そこからトークショーや書籍の出版などに繋がり活動の幅もドンドン広がってきていて、本当に楽しい日々を送れています。今回ご来場、ご参加いただいた皆さま、トークショーを一緒に盛り上げてくださったエイ出版社 清水編集長とギャラリーからサポートしてくださった井浦副編集長、二子玉川 蔦屋家電の長田さんをはじめとしたスタッフの皆様、神戸派計画の多田さま、樋口さま、今回カメラマンと会場設営にて見事な安定感でイベントをサポートしてくれた花田さん(花田さんのおかげでイベント前後に沢山のお客さまとコミュニケーションをとらせていただくことができました)に、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました!

今後とも各種SNSや万年筆ラクガキ部、生放送番組などでもお会いできると思います。楽しい時を一緒に体験していきましょう!よろしくお願いします。



<二子玉川 蔦屋家電>

サトウヒロシの万年筆ラクガキ帳

万年筆画家サトウヒロシの「万年筆ラクガキ」にテーマをしぼったサイトです。 作画工程やラクガキ企画、ワークショップのご案内など本テーマに関わる色んな記事を提供します。

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